前回「スウェディッシュマッサージとオイルトリートメントの違い」についてブログを書きましたが、
本日は「オイルの量」という違う角度からこの題材について書いていきます!
▼オイルトリートメントは「たっぷりのオイル」「常夏向き」
1)大体のオイルトリートメントは前回のブログの通り、「精油が主役」のトリートメントなので
広げやすいようにたっぷりのオイルを使用し、スルスル、サラサラと手技が運ばれます。
オイルの量が多めなので、テンポも比較的早めなのが特徴です。
2)本来オイルが多めのトリートメントは暑い国に適したマッサージと言われています。
肌にオイルを乗せると、気化熱によって体温が下がっていくからです。
ハワイのロミロミやインド南部のアーユルヴェーダなど、常夏の国には適した効果ですね。
日本も夏は危険な暑さではありますが、施術をするのは空調の効いた室内です。
涼しい部屋では体が冷えて寒く感じる事でしょう。
また、近年では空調の効き過ぎによって夏でも冷えている方は多いです。
▼スウェディッシュマッサージは「少量のオイル」「極寒生まれ」
1)こちらは「手技が主役」な為、オイル量が多いと滑ってしまい、筋肉を的確に捉えることができません。
最初にオイルを塗り広げてからは、少量だけオイルを足しながら施術をしていきます。
肌に浸透するとしっかり筋肉を捉えることができるので、密着感が生じ、特徴的なゆったりしたスピードコントロールを可能にします。
筋肉を捉えられるから、血流やリンパの流れを促進し
結果的に芯から温まるマッサージと言えるのです。
2)スウェディッシュマッサージはその名の通り極寒の地スウェーデン発祥のマッサージです。
気化熱で体温を奪われている場合ではありません。
200年の歴史の中で、体温が奪われないよう研究もされたんですね。
番外編ですが、
スウェディッシュマッサージでは少量しかオイルを使用しない為ほとんど肌に浸透した状態で施術が終わります。
お体を拭き取らずにお帰りになる方も多いほど、オイル残りが気にならないのもスウェディッシュマッサージの特徴ですね。
さて、今回はオイルの量から違いを見てみました。
どちらも需要のある施術だと思いますが、
芯から温まりたい、凝りをほぐしたい、という方は是非当サロンへお越しください!